冷やす?温める?ぎっくり腰の正しい対処法とは
急性腰痛の中でちょっとした体動で急に発症し、激痛のため汗が出て歩けなくなるものを俗にぎっくり腰と言います。
重い物を持ちあげたり、咳・くしゃみをしたとき、布団から起き上がろうとしたときなどに起こりやすいと言われています。突然痛みが起こるため、ヨーロッパでは「魔女の一撃」といわれています。
ぎっくり腰はまず冷やす!
ぎっくり腰は熱を伴った炎症状態になっていることが多い傾向にあります。痛みを緩和するには冷却して炎症を抑えるのが効果的です。
タオルを水や氷で濡らし、それを患部にあてがうのが比較的簡単な方法といえます。市販されている保冷剤を冷凍庫で凍らせてあるなら、十分に冷えていることを確認したうえで腰に当てるのも効果的です。
また、ぎっくり腰の症状が出て間もない場合は、患部を温めると痛みが悪化するおそれがあります。入浴は控え、シャワーだけにしておきましょう。
応急手当が終わったら
その場でできる処置が終わりましたら、当院へお越しください。そのまま放置したりご自分でストレッチなどを行ってしまう方が多いですが、それでは悪化してしまう可能性が高いです。
冷やして痛みが和らぐのは一時的なものなので、必ず専門家に診てもらうようにしましょう。当院ではご自分でできる痛みを和らげる方法や寝方などをアドバイスできますので、お気軽にご相談ください。